お米百識

稲の伝来

北上ルート 揚子江・東シナ海ルート 南方ルート 中国 台湾 日本

熱帯でも雪国でも育つお米は、小麦、とうもろこしと並ぶ、世界の主要穀物。いろいろな国で お米が栽培されています。 米作りの歴史も古く、世界で最初に稲が栽培されはじめたのは今から約7000年前、インドの アッサム地方や中国の雲南地方、という考え方が有力です。 その後、稲作が日本に伝わったのは縄文時代の後期、今から2400~2500年ほど前と言われています。 日本に稲作が伝わった道すじの考えかたは、主に3つ。

1.北方ルート説

中国北部から華北・朝鮮半島を経て北九州に伝来

2.南方ルート説

中国華南地方から台湾・沖縄を経て九州に伝来

3.揚子江・東シナ海ルート説

揚子江(長江)下流の南方民族の北九州移住により伝来。
その後、人々の努力によって、お米の品種改良がくりかえされ、いま、わたしたちが食べている おいしいお米がとれるようになったのです。

 

●もみから白米へ

収穫したもみ

収穫したもみ
1本の稲穂から約70粒とれます。
 

玄米

玄米
もみを乾燥させ、もみすりをしたお米。
ぬかと胚芽が残っています。
 

白米

白米
玄米からぬかと胚芽をのぞいた(精白した)お米(円内はインディカ米。細長く、炊いてもパラパラしています)。
 

●図解!玄米・白米

玄米げんまい 白米はくまい 胚芽はいが 外皮がいひ(ぬか層) 胚乳はいにゅう

外皮につつまれた玄米は、栗にたとえれば渋川がついている状態。圧力鍋で炊いても、少しもそもそした感じが残りますが、食物繊維の量や栄養価は白米より上。ヘルシーだし、味もそぼくで好きだという玄米ファンも、いっぱいいます。

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